本誌では研究大会で開催されたシンポジウムに関して「ディスカッション要録」を掲載しておりますが、すでに会員のみなさまにお送りしております今号(54号)ではフロアからの質問者の方々のお名前を、ご本人の許可を得ることなく記載しておりました。この点につき、まずはお詫び申し上げます。その対応として、事後承諾とはなりましたが、お名前を記載させていただいた方々からは掲載の許可をいただきましたことをご報告いたします。
今回の事態が生じた原因は以下の通りです。本誌では慣例上、シンポジウムでの質問者を「質問者1」などとして発言者が特定されない形で表記しておりましたが、前号（第53号）の「ディスカッション要録」では質問者の氏名が記載されていたため、それに準じた形式にしました。しかしながら、前号でお名前を記載した質問者は特定質問者のみであり、他の質問者の質問は掲載していなかったということに気づくことができませんでした。また、匿名での質問掲載の慣例があったため、質問者名を記載しての質問掲載時にとるべき手続きが、編集委員会で共有されておらず、質問者ご本人の校正手続きが実施されずに進んでしまいました。今後このような事態が生じないよう、編集手続きの見直しを行う所存です。
またディスカッション時の録音データからの文字起こしに際して、誤記がございましたので、ここに訂正させていただきたく存じます。
45頁下段9行目 (誤)URL→(正)URA
関西倫理学会委員長 森田美芽
編集委員長 倉本 香